侠
久々に見ました。『男』ではなく『侠』。 ピアノ修理のおじさん。
何回もばらしては組み立てる。納得がいくまで。妥協はゆるさない。
『冷たいウーロン茶でもいかがですか?』と勧めても飲みません。
恐らく汗が落ちるのを嫌ったのだと思う。
工業用アルコールで何度も磨きあげる。2時間後。
『お待たせしました。終わりました』。新しいウーロン茶を勧めると
『戴きます。アルコールは磨きにもいいし飲んでも美味しくて良いですね』
暫し世間話をする。御歳60。250Kgのピアノを2人で運び。
未だに晩酌でビール500mlを一本、
西ノ関を一合、ウイスキーをストレートでグイグイやるそうです。
私の『時間がかかりましたね?』の問いには
『やっつけ仕事をやると後々面倒だから完璧にやらなきゃダメですね。ピアノに失礼だし。』
ガーン!感服いたしました。
私の敬愛する『愚連隊の神様 万年 東一氏』の言葉に
『侠は組織に属してるから侠じゃねぇ。人の為に平気で損ができるのが侠なんだ。
八百屋の親父でも、タクシーの運転手でも人の為に損ができりゃ立派な侠っていうもんだ』
の言葉を思い出しました。 ありがとうございました。
で、早速ピアノ周りを整頓しました。ピアノに失礼のないようにね!
前の写真と比べてみてね。違いの分かった人は
私の生足5分、ナデナデさせて、ア・ゲ・ル ウフフフ
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