諸行無常
昨日仕事帰りに黒猫が車で撥ねられて死んでいた。
ウチの近所のノラ猫である。
産まれて2年は経ってないと思う。
ワタシの車のボンネットで日向ぼっこなんぞしていた事もあった。
2,3日前も駐車場でワンズと鉢合わせして双方ともパニックに、、、。
このままでは可哀相なのでウチに戻りバスタオルで包んで道路の脇に置いた。
モモとマロンは匂いを嗅いでキョトンとしていたのが印象的だった。
散歩が終わり部屋でビール片手に黒猫の事を考えた。
軒下か縁の下で産まれ落ち初めて呼吸をした時から命を戴いた。
目が開いて最初に見たのは何だったんだろう?
最初に聞いた音は何だったんだろう?
様々な危機や闘いを乗り越え生き抜いてきたんだろう。
飼い猫のように毎日御飯は食べれてないだろうな?
飼い猫のように御主人の膝の上で優しく撫でられた事もないだろうな?
最後に見たものは何だったんだろう?
最後に聞いた音はなんだっただろう?
呆気ない最後だな。
ワタシは勿論モモやマロンだっていつなんどき事故や事件に遭って命を落とすかもしれない。
そう考えると今を大事に真剣に生きなければいけない。
黒猫の『死』はワタシにそうメッセージを残した。
午前中に行くと黒猫の亡骸はなく血痕だけがあった。
名前もないノラよ、天国で慈愛や慈悲を堪能しておくれ。
合掌。
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