8月27日しょの2
2時間の至福の時を過ごした我々は暗黙の了解で先程のスナックの前にたたずんでいた。
「く、暗い・・・」恐らく逆襲を察知したのか、もぬけの殻だった。
その後我々は駅前の「店主が死ぬか!、お客が死ぬか!」のデスマッチの店バー テツに移動。
小一時間でギブアップした我々は本日の任務を解かれ各々家路につく。
疲労した私を待っていたのは「名犬サクちゃん」だった。 彼女の「お散歩おねだり光線」を浴びた
私は夢遊病のようにリードを携え再び戦場である北浜界隈を彷徨った。
散歩は40分以内の掟を守った私の目に映ったものは・・・
北浜の「ゴッドマザー」と呼ばれる女将さんのいる「案山子」
「マザー! 名犬サクちゃんがいるけど・・・」 「いいよ 外に繋げば だけど二階堂は
2杯までで!」 さすが泣く子も黙るマザー。 瞬時にこちらの状態を見て取り的確な判断を
下す。 唯一私のために作るオリジナル定食「ティファニーで朝食を」セットをシルブプレ。
お腹も膨らんだ私は明けつつある空を背に一人つぶやいた。
「あー! 今日ゴミ出し! メンドクセー」