この前の平日の事でした。
珍しく団体さんが二組重なりまして一応飲み放題か、
ワイン、ウイスキーをボトルで飲むか、をご案内したんですね。
一組(ちなみにA組としましょう)は了承して下さりシャンパンのご注文を戴きました。
もう一組は(こちらはB組です)どうしてもカクテルを飲む、いや飲ませろ!
と突っ張ります。こちらも商売ですから、
『かしこまりました。只お時間が掛かるのはご了承願えますか?』
とメニューをお出しいたしました。その間にA組はシャンパンを抜いてカンパーーーイ。
B組はというとメニューを端から端えとニラメッコしております。
A組さんはフードもすんなり決まりお皿が並んでいきます。
B組さん、やっとご注文が決まりオーダーを取ります。
その中の一人が『ワタシをイメージしたカクテルを下さい!』
出たぁ~、無理難題。閉店、ガラガラァ~。
『申し訳ありませんがその様なご注文は受けかねます』と、言うと
『ドコドコのバーでは作ってくれたにぃ~』
じゃあドコドコで飲め!と、言う言葉を飲み込んで
『ドコドコのお店では何を出して戴きましたか?』
『忘れたぁ~』
お前はアホか!と、言う言葉をソシャクして
『かしこまりました。』と告げカクテルを作っておりました。
A組さんはシャンパンも空き赤ワインに移りました。
B組は大人しく待ってるかと思いきや2、3人がカウンターに来て、
作業を見ております。別に良いんですよ、見るだけならネ。
その内、
『あのお酒はナニ?あの長いボトルのヤツを使ったお酒が飲みたい』なんて仰る。
申し訳ございません、アナタのご注文はもう出来上がっております。
2杯目にご注文下さいませ。で、何とかオーダーを出したら
『遅い!向こうのテーブルは全部出てるやないか!』なんてクレームです。
アタシらだって精一杯やってる!ツーのッ!
と、言う言葉を消化して仕事をしておりました。
A組さんは和気藹々と酒盛りが進んでおります。
B組さんはチョコが良いとかパスタが良いとかバラバラでした。
何とか仕事をこなしお会計になったときB組さんの幹事らしき人が
『少しまけて』。こうなると温厚で知られるワタシも限界でございます。
『申し訳ございませんがウチも商売でございます。ワタクシ共は正しい対価を
請求してるだけでございます。ご納得戴けませんでしょうか?』
シブシブ支払いを済ませ領収書の宛先を聞くと、、、、、。フゥ~。
子供の将来が不安です。
ちなみにイメージで出したお酒は、
『カイ・ピリーニャ』でした。
タロちゃん、カナちゃんにちゃんと出したからねぇ~(笑)
んっ?『カイ・ピリーニャ』の意味?
『田舎の娘』!
逃げろォ~